法令出版は、税務・会計等に関する書籍の発行を通じ、健全な納税意識の育成並びに租税知識の向上に貢献します。

国税調査 トクチョウ班 ―マイナンバーで「封じる脱税」「逃れる脱税」―

著・上田 二郎

発売日 2018年04月11日
サイズ 四六
頁数 260頁
ISBN 978-4-938419-00-4
定価
1,800円(税込)

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内容

誰も『トクチョウ班』から逃がさない!

小さな違和感から脱税の端緒を掴み、徹底した調査で脱税者を追い詰める。
その名は、税務署の案内板にもない。職員名簿にも記載されていない。
シークレット部隊『特別調査班』。
その奮闘と苦悩を描く――。

実話に基づく「トクチョウ部門」の調査事例をケーススタディとして伝えるとともに、マイナンバーの導入が同種の脱税事案にどのような影響を与えるのかについても解説している。

課税の公平を目指し日々戦う調査官への応援歌。

目次

第一章「暗躍するかぶり屋 ターゲットは東京スカイツリー?」
脱税請負人である「かぶり屋」を見つけ出し、架空経費が振り込まれた口座からカネを引き出す男を尾行すると、振り込んで来た会社にバックしている事実を掴んだ。しかもバックした会社の更に上流には、東京スカイツリー関連とおぼしき会社が浮かび上がり、建設に関連する近隣対策費の匂いがしていた……。

 

第二章「繁華街の名店 売上除外と潜入調査」
トクチョウの情報収集は、繁華街で流行っている店を見つけ、必要とあれば客として入ってみることから始まる。繁華街を徘徊し、おでんの名店を見つけ出し、潜入調査をしてから数か月後に調査に入ると、調査時の飲食代が売上記録に載っていないことが判明した。しかし、除外した証拠があるのはたった1日だけ。
「経常的に売上げを抜いているはずだ」と詰め寄るトクチョウ班と「勝手に課税してくれ」と開き直る納税者の攻防を描く。

 

第三章「ピンク産業 ダミー申告と黒い爪のおじいさん」
ふらっと確定申告会場に現れたおじいさん。過去2年分のピンサロの確定申告をしに来たのだが、その風貌はどう見てもピンサロの経営者には見えない。誰かの指示でダミー申告をしに来たようだ。
おじいさんが帰った後、提出されたはずの申告書を探したが見つからない。どうやら税金が高すぎたと見え、当日は持ち帰ったようだ。それから2か月余りが過ぎ、確定申告の季節が終わり、山に埋もれていた申告書を探し出すと税額が大幅に減っていた……。

 

第四章「税理士の名義貸し 税理士事務所番頭の住民税」
調査の指令を受けて申告書の分析をすると、税理士の名義貸しの可能性が浮かび上がった。資格商売である税理士の後継ぎが試験に合格していないときにしばしば起こる名義貸し問題。名義を借りて経営が成り立っているからこそ、税理士に迷惑をかけることはできない。そのため、税務調査で問題を指摘されないように正しい申告をしていることが通常だが、申告書の分析を進めると、架空給与と架空退職金が浮かび上がってきた。調査に着手した結果、見つけた脱税は前代未聞の会計事務所ならではの脱税だった。

 

第五章「不動産賃貸業 長期未接触と賃料除外」
調査における不動産賃貸業のステータスは低く、税務署は従来から調査に消極的だった。転機となったのは平成19年に開始した、東京郊外のベットタウンを所轄する税務署の不動産賃貸業への調査だった。
ベッドタウンを所轄する税務署には、不動産賃貸業者の確定申告書が多く提出されている。しかし職員不足から手が回らずに放置状態だった。税務署の優先的な施策として試し打ち(調査)をした結果に、とんでもない脱税事案が見つかった。

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